今回はSMBCモビットの増額審査について解説します。
カードローンを利用していると、限度額が増えればもっと便利に使えるのにと思うことがありますよね。
ところが実際は、増額せずに他社に新規に申し込みをする人も、意外と多いのです。
増額か、他社か。
どちらにもメリットとデメリットがあります。
あなたにとって最適な選択ができるよう比較・検討してみましょう。
Contents
SMBCモビットの基本情報

限度額 | 1~800万円 |
実質年率 | 3.0%~18.0% |
遅延利率 | 20.0%(実質年率) |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
返済期日 | 5日、15日、25日、末日の中から選択可能。 |
返済額 | 4千円~ |
申込み条件 | 20歳~69歳のご本人に安定した収入のある方 (最低1ヶ月以上勤務しており、一度は給与を受け取っている事) |
資金使途 | 生計費に限る。 (ただし、個人事業主の方は、生計費および事業費に限る) |
担保・保証人 | 不要 |
年会費 | 無料 |
まずは現在利用しているSMBCモビットの特徴から振り返りましょう。
・限度額は800万円まで
・金利は消費者金融としては標準的な水準
・毎月の返済日の選択肢は4つ
・提携ATM手数料あり(自社ATM手数料は無料)
SMBCモビットを増額申請するメリット

・適用金利が安くなる可能性があります
増額の際に再度審査を受ける事になります。
新規申込した時に比べて年収が上がっていたり、返済状況がよくて信用が上がっていたりする場合、増額と同時に金利が安く設定される可能性があります。
また、限度額が100万円未満で、金利が年15.0%超に設定されている方の場合、限度額が100万円以上になれば、確実に金利が下がります。
利息制限法により、貸付金額ごとに設定されている上限金利を守る必要があるからです。
貸付金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 20.0% |
10万円~100万円未満 | 18.0% |
100万円以上 | 15.0% |
・他社から借りずに済みます
返済期日を月1回で済ませられる。返済手続きが月一回で済むなど、一社の方が管理が容易です。
・使える金額が増え、便利になります
急に大きな金額の出費が必要になった場合にも、対応できるようになります。
SMBCモビットを増額申請するデメリット

・借り過ぎのリスクが増えます
増額とは、利用者の資産そのものが増える訳ではありません。あくまで借入限度額が増えるだけですので、無計画に借りすぎてしまうと、後々返済が困難になるかもしれないという、リスクを負うことになります。
・減額や利用停止になる可能性があります
増額申請をした時にも審査が行われます。審査の結果、以前と比べて返済能力が低くなっていると判断されれば、逆に減額されてしまう事もあります。失業中だと利用停止になる事も・・・
・信用情報に記録されます
増額申請した事実が信用情報に記録されます。増額審査に時間がかかり、融資が間に合わなくなってしまった場合、他社への新規申込に切り替えようと思っても、審査でマイナス評価となる可能性があります。
SMBCモビットの増額申請時に提出する書類

増額申請するにあたって、収入証明書の提出が必要です。
貸金業法にもとづいて、総量規制(貸付可能な金額は年収3分の1まで)を守る必要があるからです。
増額申請時に提出すべき書類を指定されますので、提出してください。
以下は指定される書類の例になります。
源泉徴収票(最新のもの)
確定申告書(最新のもの)
税額通知書(最新のもの)
所得証明書(最新のもの)
給与明細書(直近2ヶ月+1年分の賞与明細書)
増額手順

1,申込
申込方法は2種類です。
インターネット(会員ページ・スマホアプリ)24時間受付
電話(お問い合わせフリーコール) 9:00~21:00
土日に申込しても、土日は審査していません。審査結果は翌月曜日以降となります。
必要書類を提出します。
↓
2,審査
審査は状況によりますが、数日かかる可能性があります。
また、土日は審査していませんので、審査結果の通知は翌月曜日以降となります。
※本人確認
申し込み内容と本人確認の為、電話がかかってきます。
※在籍確認
利用開始から何年も経過していたり、職場が変わったりした場合などは、在籍確認の電話がある可能性があります。
↓
3,審査結果の通知。限度額の決定
限度額が決定されます。審査結果が届きます。
SMBCモビットの増額審査に落ちる人の特徴

・他社の貸金業者のローンを5件以上契約中
キャッシング枠のあるクレジットカードも含め、貸金業者のローンなどの契約が多いと審査に通りにくいです。利用していない業者があれば、契約を解除して信用情報をきれいにしてから増額申込しましょう。
・返済を滞納した事がある
返済を滞納した事があると、増額審査に悪影響です。
・総量規制を超える金額を希望している
個人の借入総額は、他の貸金業者のローンも含め、年収の3分の1までしか借入する事ができないと、貸金業法で定められています。
・他社の借入金額が増えている
他社への返済がある分、返済能力が低下していると判断されます。
・増額申込時に虚偽申告や、不正確な申告をした
嘘は審査時に必ず発覚します。審査に落ちた後で正確な内容で再申請しても、信用情報に落ちた記録は残っているので、やはり印象はよくないです。
・失業中や休職中(産休、育休)
たとえ失業保険などで収入があっても、働いていない場合は増額不可です。審査の結果、逆に利用停止になる可能性があります。
・転職等で雇用形態が変わった。年収が下がった
転職等で、正社員→派遣社員、パート、アルバイト等に変わっていたり、年収が下がったりしている場合は、返済能力が低下していると判断されます。
・信用情報にキズがある
クレジットカード、他社のローン、携帯電話の分割払いなどで、返済が遅れた事がある場合は、信用情報に記録されている為、増額審査時にも影響します。
SMBCモビットの増額審査に落ちた場合や、審査を待っている余裕がない場合の対処方法
増額審査は、貸す側にとってはリスクが高まる為、新規申込に比べて審査が厳しくなる傾向にあります。
増額審査に落ちた場合でも、どうしてもお金を工面しなければならない場合もあると思います。
増額審査に落ちても、他社への新規申込であれば、審査が通る場合もあります。
借入先が複数になってしまうというデメリットはありますが、総量規制の範囲内であれば審査が通る可能性がある貸金業者の利用も検討してみましょう。
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